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ーで行われる共同行事への参加。
シルクロード。フォーラムは中央アジア諸国におけるシルクロード・フェスティバル開催案を認める。

 

(5)国際組織の関与
シルクロード・フォーラムは、ユネスコと国連開発計画(UNDP)の代表者の方々に、このフォーラムへの参加に対し感謝の意を表明する。
シルクロード・フォーラムはUNDPに、シルクロード沿い、特に、中央アジアの新興諸国の繁栄と安全を促進するために、シルクロードの観光開発への支援と重要性を強調した。

 

(6)運営委員会の設立
シルクロード・フォーラムは全ての関係政府に、シルクロード運営委員会に各国の代表者を派遣するように要請する。そのシルクロード運営委員会は共同マーケティングおよびプロモーション活動を管理する組織である。

 

(7)次回のシルクロード会議
シルクロード・フォーラムは1997年の次回のWTOシルクロード会議の開催を申し出ているイランで開催することを報告する。

 

3.奈良シルクロード・トラベル・フォーラム

1997年の1月28日と29日の2日間にわたり「奈良シルクロード・トラベル・フォーラム」が、WTO,UNESCOおよび財団法人アジア太平洋観光交流センターの主催で運輸省、奈良県、奈良市の後援を得て奈良県新公会堂で開催された。今後の発展が期待されるシルクロード沿道国19カ国の観光担当リーダーが一堂に集い、それぞれの国の魅力をアピールするとともに、今後の交流を深めていく場となり、シルクロードに関心のある一般の方々も多数参加して盛大にとり行われた。
1日目は、午前中にWTOとUNESCO共同の「シルクロード・プロジェクト」についてWTOの本部総務部長のE.ラモス氏とUNESCO代表のD.ディエン氏の講演があった。
午後は「シルクロードセミナー」、「シルクロードの観光」について以下の講演があった。
「シルクロードの魅力」…シルクロード学研究センター所長 樋口隆康氏
(当委員会の委員長)
「正倉院とシルクロード」…宮内庁正倉院事務所長 米田雄介氏
「宇宙から見たシルクロード」…東海大学情報技術センター所長 坂田俊文氏
「シルクロードの観光について」…中国国際旅行杜(日本)副社長 朱金諾氏
(当委員会の委員)
「シルクロードの観光推進について」…JTB中国旅行取締役東京支店長 市川辰雄氏
2日目はシルクロード観光資源についての各国のプレゼンテーションが行われた。各国も時間の制約がある中、スライド、ビデオ等を駆使して各国の魅力を十分紹介した。なお、発表した国々は、アゼルバイジャン、中国、イラン、インド、エジプト、グルジア、

 

 

 

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